キットレンズ以外を購入される方の参考になればと思います。
②Zマウントレンズの基礎知識
③Zfcのキットレンズの弱点を補えるレンズ
④フルサイズにも転用できるレンズ
⑤パターン別のレンズ構成
を要点をまとめて説明しています。お急ぎの方は、
↓目次↓から気になる部分へ飛んでください。
Zfc・Z30 追加でレンズを購入する方がいい理由
①キットレンズは軽さに特化している
キットレンズの2本は、軽さに特化したレンズになっています。
その分、色々と犠牲になった部分がありZfcを最大限に活かすのであれば追加でレンズを購入することをオススメします。
②レンズを追加すると表現の幅が広がる
ニコンZマウントのレンズは現時点で20本以上発売されています。
絵作りはレンズで決まります。
Zfcでの写真の表現力を高めたい方は、キットレンズ以外のレンズを使うことで、
自分の表現したい写真に近づけることができます。
表現の幅を広げるためにも、キットレンズ以外も視野に入れるべきです。
カメラ自体の性能・ポテンシャルが大きいので最大限活かしきって欲しいです。
ニコンZマウントの基礎知識
①ニコンには2種類のマウントがある
ニコンのカメラには、ZマウントとFマウントの2種類があります。
Z30やZfcは「Zマウント」です。
Zfcのレンズを選ぶ際の注意点
①Zマウントレンズにはフルサイズ用とAPS-C用の2種類がある!
ニコンのカメラには、フルサイズセンサーとAPS-Cセンサーの2種類があります。
Z30・Zfcは「APS-C」です。
②APS-C用レンズの読み方
ニコンのAPS-C用レンズには「DX」と表記されています。
「16-50」は、焦点距離のことで16-50mmの範囲を撮ることでできるという意味です。
ただし「DX(APS-C)」の場合は、1.5倍して24-75mm(35mm換算)になります。
③注意点!APS-Cは画角が1.5倍になる!
Z30・Zfcのような「APS-Cセンサー」カメラでは、
同じレンズでもフルサイズに比べ、画角が1.5倍ズームになります。
そのため、Zfcは広く撮ることが少し苦手なカメラになっています。
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2本のキットレンズについて
①2本のキットレンズの撮影範囲
Z30・Zfcとセット販売の2本のレンズ
・NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
・NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)
で撮影できる範囲は以下のような範囲になります。
②キットレンズでは対応できない場面が出てくる
2本のキットレンズだけではどうしても撮りたいシーンが撮れない場面が出てきます。
は、24-70mmの範囲を撮影できますが、望遠側も広角側も十分ではありません。
は、単焦点レンズなのでズームできず、撮りたいシーンに対応できない場面が多く発生します。
ZマウントAPS-C用レンズ
① NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR(Zfc・Z50キットレンズ)
ズームレンズなのでとても便利で色々なシーンに対応できます!
② NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR(Z50キットレンズ)
レンズ自体も軽いのでZfcに付けても負担が少ないです。
③ NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
フルサイズでも使えるコンパクトレンズ
この2本は、Zマウントの中でも最小クラスのレンズです。
Zfcのコンパクトさにとても合います。
どちらも品薄が続いてるようで、欲しい方は在庫を見つけた際はすぐに購入した方がいいです。
① NIKKOR Z 28mm f/2.8(Zfcキットレンズ)
Zfcで使用すると、焦点距離42mmになります。
標準的な焦点距離で、日常使いにはとても便利です。
上記3本のズームレンズよりも明るいので室内でも使いやすい場面が多いと思います。
② NIKKOR Z 40mm f/2
Zfcで使用すると、焦点距離60mmになります。
被写体を際立たせた写真が撮りやすいです。F値も明るい(小さい)ので背景を大きくボカした写真が撮りやすいです。
キットレンズの弱点を補えるレンズ
キットレンズの2本は小さくて便利です。ただ、弱点が色々とあります。
Z fcでの表現力をもっと広げたい場合は、自分の撮りたい写真に近づけるために、別のレンズを追加購入することをオススメします。
明るさ(F値)
キットレンズの弱点は「暗い」ことです。
明るいレンズのメリットは次の3点です。
・手ブレにしくくなる
・解像度が高い
おすすめするレンズは以下の2本です。
NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
Zfcで使用すると焦点距離75mmになります。
ZのF1.8シリーズの単焦点レンズでは一番安いです。
[itemlink post_id=”6815″]NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
Zfcで使用すると焦点距離52.5mmになります。
50mm付近は「標準レンズ」といわれ汎用性が一番高いです。
ZのF1.8シリーズの単焦点レンズでは一番軽くて小さいです。
[itemlink post_id=”6816″]キットレンズでは撮れない写真が確実に撮れます。
目的別レンズ構成
①もっと近づいて撮りたい!
②運動会も撮りたい!
フルサイズにも転用できるレンズ
①フルサイズもこれ1本でなんとかなる便利ズーム
NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR


Zfcにはボディ内手ぶれ補正がありませんが、このレンズは、レンズ内に手ぶれ補正機能が含まれています。
②F4固定のズームレンズ
・NIKKOR Z 24-70mm f/4 S(左の写真)
・NIKKOR Z 14-30mm f/4 S(右の写真)


少し高いですが長く転用できる活躍できるレンズです。
③F4固定の超便利ズームレンズ
・NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
実際につかってみて想像以上に良いレンズだったのでYouTubeでレビューしてみました!
Z30・Zfc おすすめ広角レンズ 2本
残念ながら、Zマウントには、APS-C用の広角レンズはなく、発売も予定されていません。
そのため、Fマウントレンズからおすすめレンズ2本を紹介します。
ただ、注意が必要なのが、Fマウントを使用するには、FTZマウントアダプターが必要です。

レビュー:ニコン マウントアダプターFTZ レビュー!FマウントレンズでのAF・互換性検証
[itemlink post_id=”6823″] [itemlink post_id=”6824″]①Fマウント魚眼レンズ AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED(2017年発売)
広角レンズではなく、魚眼レンズですがAPS-Cで使用すると擬似的に広角レンズとなります。
12mmという広角レンズになるので、かなり広い範囲を撮影でき上記のレンズ構成では撮影できない写真を撮れます。
広角レンズと異なり、写真の端の方が湾曲する少し歪んだ絵になります。
ただ、ニコンの画像編集ソフト「NX Studio」を使えば収差を抑えることができます。
キットレンズでは撮影できない広角さが出てると思います。
Z50で一番広角側の8mmに設定すると四隅が黒く見切れます。だいたい14mm付近にすれば画面全体に写すことができます。
あと、このレンズは被写体に寄れるレンズです。この葉っぱの葉脈まで描写できる解像度の高さも評価が高いです。
この下の写真は、D850(フルサイズ)に装着し撮影したものです。Z50よりももっと広い範囲を撮影することができます。
②Fマウント広角レンズ AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR (2017年発売)
このレンズは、FマウントのAPSC用の広角レンズです。
15-30mmの焦点距離になるので、キットレンズに追加するだけで広角側を補えます。
古いレンズですが、選択肢の一つだと思っています。
[itemlink post_id=”2026″]サードパーティ(ニコン以外)のレンズ
NOKTON D35mm F1.2 Zマウント
これもレトロなデザインでZfcにマッチする単焦点レンズになります。
F1.2の明るさで、ニコン純正にはないボケを楽しむことができます!
230gしかなくて軽いです。オートフォーカスはできないです。
これは少し欲しいなって思っています。
銘匠光学 TTArtisan 50mm F1.2
・35mm判換算 75mm(中望遠)
・336g
[itemlink post_id=”6826″]銘匠光学 TTArtisan 35mm F1.4
・35mm判換算 52.5mm(標準)
・180g
[itemlink post_id=”6827″]銘匠光学 TTArtisan 17mm F1.4
・35mm判換算 25.5mm(広角)
・248g
[itemlink post_id=”6828″]Z fcでののデザインにマッチしていますね。私はニコンZレンズが好きなので買う予定はありません。
Zfcの情報まとめ記事はこちら
Zfcの基本情報や、Z50との比較も行っています。気になる方はぜひ読んでみてください。
レトロスタイル!ニコンZfc発表!考察レビュー【Z50との比較・キットレンズの作例・他のZシリーズとの違い】
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最後に
今回は、Zfcのレンズの検討を行いました。
Zfcというカメラはデザインが目立っていますが、
性能の高い良いカメラです。
表現の幅を広げるために追加でレンズを購入するともっと楽しくなると思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。