ニコンZfc・Z30の表現の幅を広げる!おすすめレンズ構成と選ぶ際の注意点【Z・Fマウント・APS-Cまとめ】

Zfc・Z30・Z50でニコンZデビューする方向けに、おすすめのレンズ構成を考えました。
キットレンズ以外を購入される方の参考になればと思います。
更新日:2022年7月5日
①Zfcのキットレンズ以外を買う際のポイントまとめ
②Zマウントレンズの基礎知識
③Zfcのキットレンズの弱点を補えるレンズ
④フルサイズにも転用できるレンズ
パターン別のレンズ構成

を要点をまとめて説明しています。お急ぎの方は、

↓目次↓から気になる部分へ飛んでください。

Zfc・Z30 追加でレンズを購入する方がいい理由

キットレンズだけではもったいない

①キットレンズは軽さに特化している

キットレンズの2本は、軽さに特化したレンズになっています。

その分、色々と犠牲になった部分がありZfcを最大限に活かすのであれば追加でレンズを購入することをオススメします。

②レンズを追加すると表現の幅が広がる

ニコンZマウントのレンズは現時点で20本以上発売されています。

絵作りはレンズで決まります。

Zfcでの写真の表現力を高めたい方は、キットレンズ以外のレンズを使うことで、

自分の表現したい写真に近づけることができます。

表現の幅を広げるためにも、キットレンズ以外も視野に入れるべきです。

Zfcは気軽に持ち出せて、デザインがかっこいいことが目立っていますが、
カメラ自体の性能・ポテンシャルが大きいので最大限活かしきって欲しいです。

ニコンZマウントの基礎知識

①ニコンには2種類のマウントがある

ニコンのカメラには、ZマウントとFマウントの2種類があります。

Z30やZfcは「Zマウント」です。

Zfcのレンズを選ぶ際の注意点

APS-C用は軽いけど画角が1.5倍になる

①Zマウントレンズにはフルサイズ用とAPS-C用の2種類がある!

ニコンのカメラには、フルサイズセンサーAPS-Cセンサーの2種類があります。

Z30・Zfcは「APS-C」です。

②APS-C用レンズの読み方

ニコンのAPS-C用レンズには「DX」と表記されています。

「16-50」は、焦点距離のことで16-50mmの範囲を撮ることでできるという意味です。

ただし「DX(APS-C)」の場合は、1.5倍して24-75mm(35mm換算)になります。

③注意点!APS-Cは画角が1.5倍になる!

Z30・Zfcのような「APS-Cセンサー」カメラでは、

同じレンズでもフルサイズに比べ、画角が1.5倍ズームになります。

そのため、Zfcは広く撮ることが少し苦手なカメラになっています。

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ここから具体的にレンズの話をしていきます!

2本のキットレンズについて

キットレンズの画角は狭い

①2本のキットレンズの撮影範囲

Z30・Zfcとセット販売の2本のレンズ

・NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

・NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)

で撮影できる範囲は以下のような範囲になります。

 

②キットレンズでは対応できない場面が出てくる

焦点距離表
2本のキットレンズだけではどうしても撮りたいシーンが撮れない場面が出てきます。

・NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

は、24-70mmの範囲を撮影できますが、望遠側も広角側も十分ではありません。

・NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)

は、単焦点レンズなのでズームできず、撮りたいシーンに対応できない場面が多く発生します。

キットレンズに1〜2本レンズを追加すれば、もっと表現の幅が広がります!

ZマウントAPS-C用レンズ

APS-C用は3本しかない!
ニコンZマウントの「DX(APS-C)」は3本しかありません。

① NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR(Zfc・Z50キットレンズ)

紫陽花

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Zfcを使うのであればこのレンズは絶対に使って欲しいです。
ズームレンズなのでとても便利で色々なシーンに対応できます!

② NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR(Z50キットレンズ)

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私はZ50で使っていますが、手ブレ補正内蔵動物園で大活躍します。
レンズ自体も軽いのでZfcに付けても負担が少ないです。

③ NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR

 

上記2本の中間的な役割です。
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フルサイズでも使えるコンパクトレンズ

この2本は、Zマウントの中でも最小クラスのレンズです。

Zfcのコンパクトさにとても合います。

どちらも品薄が続いてるようで、欲しい方は在庫を見つけた際はすぐに購入した方がいいです。

① NIKKOR Z 28mm f/2.8(Zfcキットレンズ)

Zfcで使用すると、焦点距離42mmになります。

標準的な焦点距離で、日常使いにはとても便利です。

上記3本のズームレンズよりも明るいので室内でも使いやすい場面が多いと思います。

 

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② NIKKOR Z 40mm f/2

Zfcで使用すると、焦点距離60mmになります。

被写体を際立たせた写真が撮りやすいです。F値も明るい(小さい)ので背景を大きくボカした写真が撮りやすいです。

 

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キットレンズの弱点を補えるレンズ

キットレンズだけではもったいない!

キットレンズの2本は小さくて便利です。ただ、弱点が色々とあります。

Z fcでの表現力をもっと広げたい場合は、自分の撮りたい写真に近づけるために、別のレンズを追加購入することをオススメします。

 明るさ(F値)

キットレンズの弱点は「暗い」ことです。

明るいレンズのメリットは次の3点です。

・背景を大きくボカすことができる
・手ブレにしくくなる
・解像度が高い

おすすめするレンズは以下の2本です。

NIKKOR Z 50mm f/1.8 S

Zfcで使用すると焦点距離75mmになります。

ZのF1.8シリーズの単焦点レンズでは一番安いです。

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NIKKOR Z 35mm f/1.8 S

Zfcで使用すると焦点距離52.5mmになります。

50mm付近は「標準レンズ」といわれ汎用性が一番高いです。

ZのF1.8シリーズの単焦点レンズでは一番軽くて小さいです。

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F1.8の単焦点レンズは、描写力が高く、
キットレンズでは撮れない写真が確実に撮れます。

目的別レンズ構成

高いけど、確実に描写力が上がる!

①もっと近づいて撮りたい!

マクロレンズを使用すれば、被写体まで7センチくらいまで寄って撮影することができます。
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②運動会も撮りたい!

運動会 後ろ姿

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ガチ勢レンズですが、望遠レンズを使うと運動会などのイベントにも対応できます。

フルサイズにも転用できるレンズ

将来を見据えて選ぶ!

①フルサイズもこれ1本でなんとかなる便利ズーム

NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

このレンズはこれ1本で、24-200mmという幅広い範囲を撮影することができます。
Zfcにはボディ内手ぶれ補正がありませんが、このレンズは、レンズ内に手ぶれ補正機能が含まれています。
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②F4固定のズームレンズ

・NIKKOR Z 24-70mm f/4 S(左の写真)

・NIKKOR Z 14-30mm f/4 S(右の写真)

この2本のレンズは画質と大きさのバランスが取れたレンズです。
少し高いですが長く転用できる活躍できるレンズです。
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 ③F4固定の超便利ズームレンズ

・NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

2022年1月に発売された超便利ズームです。これ1本で36-180mmまで対応できます。
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実際につかってみて想像以上に良いレンズだったのでYouTubeでレビューしてみました!

 

よろしければ、チャンネル登録よろしくお願いします!

Z30・Zfc おすすめ広角レンズ 2本

残念ながら、Zマウントには、APS-C用の広角レンズはなく、発売も予定されていません。

そのため、Fマウントレンズからおすすめレンズ2本を紹介します。

ただ、注意が必要なのが、Fマウントを使用するには、FTZマウントアダプターが必要です。

ニコンFTZマウントアダプター

レビュー:ニコン マウントアダプターFTZ レビュー!FマウントレンズでのAF・互換性検証

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①Fマウント魚眼レンズ AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED(2017年発売)

広角レンズではなく、魚眼レンズですがAPS-Cで使用すると擬似的に広角レンズとなります。

12mmという広角レンズになるので、かなり広い範囲を撮影でき上記のレンズ構成では撮影できない写真を撮れます。

広角レンズと異なり、写真の端の方が湾曲する少し歪んだ絵になります。

ただ、ニコンの画像編集ソフト「NX Studio」を使えば収差を抑えることができます。

キットレンズでは撮影できない広角さが出てると思います。

Z50で一番広角側の8mmに設定すると四隅が黒く見切れます。だいたい14mm付近にすれば画面全体に写すことができます。

あと、このレンズは被写体に寄れるレンズです。この葉っぱの葉脈まで描写できる解像度の高さも評価が高いです。

この下の写真は、D850(フルサイズ)に装着し撮影したものです。Z50よりももっと広い範囲を撮影することができます。

AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E EDで撮影した夕陽

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魚眼レンズは使い方はすこし難しいですが、印象的な写真を撮ることができます。

②Fマウント広角レンズ AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR (2017年発売)

このレンズは、FマウントのAPSC用の広角レンズです。

15-30mmの焦点距離になるので、キットレンズに追加するだけで広角側を補えます。

古いレンズですが、選択肢の一つだと思っています。

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サードパーティ(ニコン以外)のレンズ

NOKTON D35mm F1.2  Zマウント

これもレトロなデザインでZfcにマッチする単焦点レンズになります。

F1.2の明るさで、ニコン純正にはないボケを楽しむことができます!

230gしかなくて軽いです。オートフォーカスはできないです。

これは少し欲しいなって思っています。

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銘匠光学 TTArtisan 50mm F1.2

・35mm判換算 75mm(中望遠)

・336g

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銘匠光学 TTArtisan 35mm F1.4

・35mm判換算 52.5mm(標準)

・180g

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銘匠光学 TTArtisan 17mm F1.4

・35mm判換算 25.5mm(広角)

・248g

[itemlink post_id=”6828″]
価格が安く軽いです。
Z fcでののデザインにマッチしていますね。私はニコンZレンズが好きなので買う予定はありません。

Zfcの情報まとめ記事はこちら

Zfcの基本情報や、Z50との比較も行っています。気になる方はぜひ読んでみてください。

レトロスタイル!ニコンZfc発表!考察レビュー【Z50との比較・キットレンズの作例・他のZシリーズとの違い】
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最後に

今回は、Zfcのレンズの検討を行いました。

Zfcというカメラはデザインが目立っていますが、

性能の高い良いカメラです。

表現の幅を広げるために追加でレンズを購入するともっと楽しくなると思います。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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