②D850とZ6との違い
③ミラーレス機と悩んでいる方へのアドバイス
(参考出典:ニコン公式HP)
D780の特徴・要点まとめ
D780の立ち位置
現在のニコンのフルサイズ一眼レフ機は以下のような3種類になっています。
仕様 | 発売日 | 備考 | |
D5 | プロ仕様 | 2016年3月26日 | 2020年中に後継機D6が発売予定。 |
D850 | ハイアマチュア | 2017年9月8日 | 後継機の情報なし |
D780 | フルサイズのエントリー機 | 2020年1月24日 | 2014年9月発売のD750の後継機 |
D780はフルサイズの一眼レフ機のエントリー機という立ち位置になっています。
しかし、下記からのスペック比較から見ても、D850よりも使い勝手が良い部分も多々ありエントリー機と言い切れないカメラとなっているようです。
比較表
D780とD850、ミラーレスのZ6の比較、特筆すべきポイントとまとめました。
Z6 | D780 | D850 | |
有効画素数 | 2450万画素 | 2450万画素 | 4575万画素 |
ボディ手ブレ補正 | 5軸補正 | ||
レンズ手ブレ補正 |
レンズシフト方式 VRレンズ使用時 |
||
記録媒体 | XQDカードCFexpress |
SDXC UHS-II規格 |
SDXC UHS-II規格 |
スロット | シングル | ダブル | ダブル |
倍率 | 約0.8倍 | 約0.7倍 | 約0.75倍 |
シャッタースピード |
1/8000~ 30秒 |
1/8000~ 30秒 |
1/8000~ 30秒 |
フォーカスポイント | 273点 |
51点 ライブビュー撮影273点 |
153点 |
その他の機能 |
タイムラプス 電子手ブレ補正 動画Log出力 |
タイムラプス 電子手ブレ補正 動画Log出力 HDR(HLG)動画出力 |
タイムラプス 電子手ブレ補正 |
撮影コマ数 CIPA |
310コマ | 2260コマ | 1840コマ |
寸法(幅×高さ×奥行き) |
134× 100.5× 67.5mm |
143.5× 115.5× 76mm |
146× 124× 78.5mm |
質量 | 約675g | 約840g | 約1005g |
上記の比較表を見ていただければわかると思いますが、
D780は、D850とZ6の良いとこ取りな部分が多々あります。
特にライブビュー機能はほぼZ6みたいな使い方ができます。(瞳AF可能)
D780の良い点
◾️Z7、Z6と同じ 最新エンジン EXPEED6!
画像処理エンジンはZ7と同じEXPEED6が搭載されています。
D850はEXPEED5 、D750はEXPEED4です。
◾️像面位相差AFで、ライブビュー機能がほぼミラーレス機!
背面モニターでのライブビュー機能がD850から格段に向上しています。
またZ6のような瞳フォーカスも使えるようになります。
D850は、かなりもさっとしていて瞳フォーカスも使えません。
D850にも欲しい機能ですがセンサーそのものが違うのでファームフェアのバージョンアップでの適用は出来ないようです。D780は本当にZ6の良い部分を吸収しています。
◾️RAW撮影で連続撮影時でも68枚の連写バッファー
14bitのRAW撮影でもカメラ内のメモリーが止まらず連写できます。
運動会やスポーツ写真など決定的瞬間を狙う際は便利ですよね。
◾️2260枚のバッテリー寿命
バッテリー寿命が大幅に向上しています。1日余裕で持ちますね。
D850はギリギリ1日持つかも持たないかなので2本持ち歩いています。
ただライブビュー機能を使いずぎるとめっちゃ減りますので注意。
D780を買う際の注意点
◾️縦グリップの拡張性なし
ポートレートをするなど縦撮りを多用する場合には縦グリップが欲しくなります。
D850は別売りの縦グリップが装着できますがD780は縦グリップの装着はできません。
◾️内部ストロボなし
D750では内部ストロボがありました。
いざという時に便利ですし人の顔が暗くならないので、
使用したいところですがD780では不採用になりました。
ミラーレス時代にD780?
各社、一眼レフ機はミラーレス機の開発に力を入れてきています。
ニコンもZ7,Z6,Z5と次々に発売しています。
D780の購入で悩まれている方はZ6も検討対象になっているはずです。
ミラーレス機には便利な機能が多いですがファインダーに大きな差ります。
一眼レフは生を光を見て撮影できますが、
電子ファインダーは電子ファインダーなので、液晶画面を見ていることになります。
この見え方は好き嫌いがはっきりしますので、実機で見て事前に確認されることをオススメします。
ただ電子ファインダーは、撮影前に、ボケや露出など完成図に近い像を見ながらシャッターを切ることができます。
太陽が映っても眩しくないです。
買うならD780?D850?Z6?Z5?
価格差
2021年5月時点で、価格最安値は、以下のような状況です。
D850 | 28万円 |
D780 |
21万円 |
Z6 | 17円 |
Z5 | 15万円 |
◾️D850
本当に完成度が高く、写りも大満足、操作性も良く、他のカメラは不要になります。
ただ、値段が発売してから丸3年経っても30万円程度します。
発売から4年目に新機種がでるので、D880など後継機の噂が出てきています。
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◾️D780
新エンジン、一眼レフ機の最新設計で22万円。
実機を触った感じだと操作性やファインダー、機体自体の持った時のしっくり感を考えるとD850の方ががっしりしています。ただ価格差と、設計がD780の方が新しいので、無理をしてD850を選ぶ理由が少なくなってきています。
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◾️Z6
D780の購入で悩んでいる人は、選択肢の一つにミラーレスのZ6とも悩んでいると思います。
ポートレートをよく撮る、動画も撮りたいって人は、Z6を買えば良いと思います。瞳フォーカス、ボデイ内手ぶれ補正は便利ですし、価格も安くなってきました。
[itemlink post_id=”1403″]◾️Z5
2020年8月にミラーレスZ6の下位機種のZ5の発売が決定しました。
機能面、価格的にコスパの良いカメラになっています。
[itemlink post_id=”1529″]ミラーレスZと悩んでいる方へ
このD780の記事を読んでくれた方の中には、ミラーレス機のZシリーズとどちらを買うか悩まれている方も多いと思います。
別記事でレビューをしていますので、参考に読んでいただければと思います。
Zシリーズ好評!ミラーレスに移行する?
ミラーレス機に移行した感想もお話しています。
ラジオ感覚で聴いて頂ければと思います。
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[itemlink post_id=”1469″]結論
私の結論としては、
◾️一眼レフ機で本気で撮影したいなら
D850
◾️手頃な価格で最新設計の一眼レフ機を楽しみたいなら
D780
◾️ミラーレスにも興味があり、これからレンズを買い揃えていく方なら
Z6かZ5
ミラーレスに移行しプロ機以外の一眼レフ機はもう発売されないかと思っていた一眼レフ機ですが、
なんの噂もなく、いきなりD780が発売され驚きました。
このD780の発売で、ニコンは一眼レフ機を見捨てなかったことが嬉しかったです。実際、D780はすごい力の入った設計で、価格の割にお得感があり、いいとこ取りのカメラだと思いました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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