タイムラプス(インターバル)撮影方法・設定・注意点【D850・Z 7Ⅱ・Z50作例・編集】

こんにちは。よーきーです。

タイムラプス撮影の設定と注意点をまとめましたので皆さんと共有します。

これから初めてみようと思っている方にも分かりやすいように書きました。

ニコンのカメラでの解説をしていますが、ソニー・キャノンでも同様に設定できます。

 

①タイムラプス動画の作成方法
②インターバル撮影時の具体的な設定
③撮影時の注意点
初めての方にも分かりやすいように書いています。
興味にあるところに飛んでください。
↓この目次はクリックでリンク先に飛びます。

まずは私の作例紹介!

タイムラプス動画は、見ているだけでワクワクします。
撮影には時間がかかりますが、難しくはありません。
私は3年くらい前から撮影しています。
その経験から得たことをこの記事でまとめました!

タイムラプス動画作成に必要な最低限の機材

実はそんなに難しくない

①カメラ+レンズ

本気でタイムラプス撮影をしたい場合は【一眼レフカメラ】がおすすめです。

【コンパクトデジタルカメラ】でも構いませんが、

・タイムラプス機能が内蔵
・インターバル撮影が可能(動画編集ソフトとパソコンも必要になる)

であることが条件です。

②三脚

三脚は必須です。

タイムラプス撮影時は、ブレは絶対に禁物です。

屋外で撮影する場合は、風で揺れることがあるのでしっかり固定できる三脚が必要です。

③編集機材(パソコン・スマホ)

カメラ本体に「タイムラプス動画作成機能」が入っていればパソコンは必要ありません。

本気で高品質なタイムラプスを作成するのであれば、パソコンと動画編集ソフトは必須になります。

タイムラプス動画の作成方法

本気ならインターバル撮影

①タイムラプス機能

最近の一眼レフカメラには、カメラ内でタイムラプス動画を作成できる機能が付いています。

(ニコン・キャノン・ソニーのカメラにはほとんど付いています)

録画ボタンを押せば、撮影を開始し、終了後は自動で動画ファイルで保存してくれるのでとても簡単です。

メリット :撮影後の編集手間が省ける。撮ったその場で確認できる。
デメリット:後からの編集が困難

②インターバル撮影+動画編集ソフト

最も主流な方法は、「インターバル撮影機能」を使って連続で静止画を撮影し、その後、編集ソフトで動画化するやり方です。

「インターバル撮影機能」は、ほとんどのデジタルカメラに標準装備されています。

「動画編集ソフト」は、

・有料:「Adobe Photoshop」
・無料:「QuickTime」

で作成できます。

メリット :RAW現像で色調整したり余分なもの消したり、高品質なタイムラプスに仕上げることができる。
デメリット:編集する手間がかかることと、それなりのパソコンスペックが必要。
ニコンのミラーレスZ5・Z6Ⅱ・Z7Ⅱだと、
インターバル撮影しながらタイムラプス動画も同時作成することができます。

本気でタイムラプス撮影をするならインターバル撮影+編集!

タイムラプス撮影を本気で行うのであれば、

インターバル撮影+動画編集ソフト】で行うことになります。

①8Kタイムラプスも作成できる
②表示範囲に動きをつけられる

①8Kタイムラプス 

カメラ内の「タイムラプス機能」で作成できる動画ファイルは4K動画(約830万画素)が最大です。

3300万画素以上撮影できるカメラであれば、8K動画(約3300万画素)を作成することができます。

表示範囲に動きをつけられる

YouTubeにアップする場合などは4K動画で十分です。

静止画の画素数内で、好きな構図で切り取ることができます。

高度な編集ソフト(アドビ premier)を使えば、タイムラプス動画の開始時と終了時の構図位置を変えることもできるので、

上下左右に動きのあるタイムラプス動画に仕上げることができます。

あとから構図を変更できるので、表現の幅が格段に上昇します。

具体的な設定【インターバル撮影】

このポイントだけ注意すればOK

①【カメラ本体】の設定

・【撮影モード】:絞り優先モード
・【レンズのオートフォーカス】:マニュアル
・【手ブレ補正】:OFF
・【ISO】:固定100(夕焼けなど輝度変化が激しい時はISOオート上限400)
・【ホワイトバランス】:オートモード以外で固定
・【ファイル保存形式】:JPEG+RAW
タイムラプスは連続写真なので変動する要素は徹底的に排除!

②【静止画 補正機能】の設定

・【ピクチャーコントロール】:フラット(スタンダードなものだと後で編集しやすい)
・【長秒時ノイズ低減】:OFF
・【高感度ノイズ低減:OFF
この補正機能はカメラ内処理に時間がかかります。
ソニーやキャノンでも静止画補正機能はできるだけOFFにした方が良いです。

③【インターバルタイマー撮影】の設定

・【撮影間隔】:5〜7秒(カメラ内の表示は00:00’05)
・【撮影回数とコマ数】:9999×1
・【露出平滑化】:ON
・【サイレント撮影】:ON
・【撮影間隔優先】:OFF
・【撮影間隔枚のAF駆動】:OFF
・【オプション】(ニコンZ5・6Ⅱ・7Ⅱのみ):タイムラプス動画(3840×2160:60P)
・【撮影開始時の記録フォルダー】:「新規フォルダー作成」+「ファイル番号リセット」
撮影間隔の設定はメーカーによって異なります。
ニコンは特に注意が必要なので詳しく説明します!

ニコン機のインターバルタイマー撮影の注意点

【撮影間隔】は「シャッタースピード」+4秒

【撮影間隔】は十分に確保する!

ニコンカメラの設定画面にある【撮影間隔】はとても分かりにくいです。

【撮影間隔】=【シャッタースピード】+【カメラ内処理時間】

 

【撮影間隔】が短すぎると一定間隔で連続撮影できず、滑らかなタイムラプス動画になりません。
【シャッタースピード」+4秒位】が安心できる目安です。

明るさが変化するシーンでは要注意!

日の出と日没時に撮影するなど、明るさが大きく変化する状況を撮る場合には、
「シャッタースピード」が大きく変化するので注意が必要です。
ISOを自動設定にしてシャッタースピードを確保することもできますが、
ノイズが増えてしまうので、上限値を設定する必要があります。

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タイムラプス動画だけで撮る際の注意点

その場の設定で全て決まる

①その場の設定で全て決まる

【タイムラプス動画機能】のみで撮影する場合は、撮影現場での設定で全てが決まってしまいます。

あとで補正することも多少はできますが、補正することは結構難しいです。

タイムラプス撮影は、長い時は1時間〜2時間待つこともあるので、

はじめの5分位試し撮りすることもおすすめです。

②黒潰れがないように

上記同様ですが、夕焼けなど、暗くなるシーンに変化していく状況の時は、

暗くなってから「黒潰れ」しないように露出補正やISO、シャッタースピードを気にしてください。

インターバル撮影であれば、あとからRAW編集で修正が可能ですが、

タイムラプス動画では難しいです。

③前後5分多く撮る気持ちで

撮影開始と、撮影終了時には、カメラを触ることになるので「ブレ」が発生します。

撮影予定時間の前後5分くらいは余分に撮影すれば、あとでブレた部分をカットできるので安心です。

タイムラプス動画は「一発撮り」だと思ってください。

撮影時間の目安

気持ち長め

動画作成時には「フレームレート」を決める必要があります。

「フレームレート」は1秒間で何枚の写真を表示させるかという意味で動画の滑らかさに影響します。

タイムラプスは「24P〜60P」が適切です。

事例①

【撮影時間】:5秒
【フレームレート】:24p

現場での撮影時間

タイムラプス動画の長さ

1分

0.5秒

2分

1秒

10分

5秒

20分

10秒

事例②

【撮影時間】:5秒
【フレームレート】:60p

現場での撮影時間

タイムラプス動画の長さ

5分

1秒

10分

2秒

20分

4秒

50分

10秒

結構、時間差がありますよね。
現場でたくさん撮っておくことが大事です。

撮影現場での注意点と心構え

準備にも時間をかける

①一眼レフではファインダーを覆う

一眼レフ機を使用している人は、ファインダーの窓から光が入り込んでしまいます。

連続写真にするととても目立つので、タオルなどで塞いでください。

②構図を考える時間はたっぷりと

タイムラプスは撮影を開始すると構図は変えられません。

撮影開始してから、余計なものが入っているなとか、暗くなって街頭が光り出したなど、

時間が経過してから気が付くことがたくさんあります。

周囲をよく見てから構図を決定してください。

③バッテリーとメモリーカードは余裕をもって

タイムラプス撮影でも、インターバル撮影でも

バッテリーとメモリーカードの容量は結構使います。

途中で入れ替えることはできないので長時間撮影する際には気を付けてください。

1秒でも長く撮りたいと焦ってしまいますが準備を怠ると全て台無しになってしまいます。

最後に

以上です!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

タイムラプス撮影は、慣れてしまえばとても簡単です。

あとは忍耐の問題です。

私もこれからもどんどん撮っていきます。

皆さんに共有できる情報があれば、この記事を随時更新していきます!

 

ニコンのカメラはタイムラプスに向いています。
別の記事でレビューをしていますので、良かったら見ていってください。

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