ニコンの無料RAW現像ソフト【NX Studio】の解説・使用レビュー

今回は、ニコンから純正のRAW現像ソフト「NX Studio」についての考察レビューを行います。この記事では、

①「NX Studio」の特徴
②実際に使ってみた感想
③動画編集機能と作例

(参考出典:ニコン公式HP

↓目次↓から気になる部分へ飛んでください。

基本情報

無料で、閲覧・現像・動画編集
2021年3月4日からダウンロードができるようになりました。無料です。
今までニコン純正ソフト「ViewNX-i」と「Capture NX-D」という2つのソフトがありましたが、
新しくリリースされた「NX Studio」はこの2つのソフトが統合し「閲覧・RAW現像・編集」が1つのソフトでできるようになりました。
簡単な動画編集もできるようになり、繋げたり、音楽を付けたり、トランジション(画面の切り替え)効果を追加することができます。
以下、ニコンHPでの説明

・画像閲覧、RAW現像、画像編集、シェアのワークフローが一つのソフトで完結
・画像表示、編集操作の反映など、全体的にクイックレスポンスで静止画・動画を問わず快適に扱える
・画像処理ワークフローに沿って整理した多彩な機能を、左から右への自然な流れでレイアウト
・ViewNX-i、Capture NX-Dユーザーが違和感なく使えるよう、基本的なデザインテイストを踏襲
・一般的な画像編集ソフトにも共通する操作性で、初めてでも直感的に操作が可能
・不要な要素を極力無くし、色味・文字サイズ・形状・余白を調整した、操作しやすいデザイン
・表示関係の操作が直感的にできるよう、操作部をボタンでわかりやすく集約
・LCHエディター、カラーコントロールポイントなど、細部にわたる編集機能はCapture NX-Dから踏襲
・「Movie Editor」のシンプルな操作で、簡単に素晴らしい動画編集ができる
・画像編集項目のテキスト表示、調整項目ごとのグループ化で、目的の機能を見つけやすく、操作が簡単
・カメラと同じ用語を用いたメニューで調整したい項目が見つけやすく、調整結果を次の撮影に活かしやすい
・ワークフローに合わせた保存形式を、サイドカー形式(初期設定)、直接保存形式から選べる
・Nikon Transfer 2またはCamera Control Pro 2との連携で後処理ワークフローが容易
・XMP/IPTC情報の編集およびプリセット管理機能はViewNX-iを踏襲
・NIKON IMAGE SPACEやYouTubeなどのWebサービスへのスムーズなアクセスが可能
・Epson Print Layoutと連携した印刷が可能

NX Studioの良いところ

ピクチャーコントロールとRAW現像を同時にできる

ニコンのカメラ内に入っている「ピクチャーコントロール」という写真の色合いなどの雰囲気を簡単に設定できる機能と、

自分好みの色に仕上げる「RAW現像」を同時に調整できます。

大まかな雰囲気をピクチャーコントロールで決めて、微調整をRAW現像で行えるので、とても簡単に思い通りの写真に仕上げることができます。

「Light room」や「Capture One」など有名なRAW現像ソフトを使っている人も多いと思いますが有料です。

その分、管理機能が豊富で「レンズ」で絞り込みできたり、画像加工ソフトの「Photoshop」の連携が取りやすかったり有料のメリットはあります。

私は撮った写真はあまり加工せず、水平垂直を整えたり、色味を少し変える程度なので「NX Studio」で十分事足ります。

操作も簡単なのでニコンのカメラを使っていて、そこまでゴリゴリ編集しないって方はこのソフトで十分な気がしています。

実際に使ってみて良かった点

なかなか使える

①動作が軽くなった

前の「Capture-NX-D」というニコンのソフトは動作が重く、現像する際にストレスが半端なかったです。それを理由にあまり使っていませんでした。

今回の「NX-Studio」は少し軽くなっている印象でした。色や明るさなどパラメーター操作時の動作は前よりも良くなっています。

②操作パネルが直感的

これはどのソフトも似ていますが、画面右端のコントロールパネルを上から順に調整していくだけなのでとても簡単です。

変更したパラメーターは瞬時に画面に反映されるので直感的に操作できます。

私は撮影時にホワイトバランスもピクチャーコントロールも設定してから撮影します。

家に帰って写真を見返して、やっぱり変更したいとなったとしてもこのソフトを使用しれば自由に変更可能です。

(現場では構図と、白飛び黒つぶれにならないように撮影さえすればOKということになるのでかなり気分が楽になります。)

③左右で編集前後を確認しながら作業できる

これも普通の現像ソフトと同様に、編集前後を比較しながら作業することができます。

④動画編集

簡単な動画編集ができるようになりました。

基本的には以下の3つができます。

・動画の切り取り

・動画の連結

・BGMの追加、ページの切り替え(トランジション)の追加

操作も直感的で、動画や静止画ファイルを順番に並べていくだけです。

BGMは初めから3曲入っています。

自分で追加することもできますが、youtubeなどにアップロードする場合は著作権に注意が必要です。

ただ、本当に簡単な編集しかできませんので、動画のズームインアウトなど動画自体に視覚効果を与えることはできません。

今後のバージョンアップに期待です。

編集の流れとポイント

私がRAW現像する際の流れをご紹介します。

①ピクチャーコントロールでおおまかな方法性を決める
②ホワイトバランスとトーンカーブで完成イメージの近づけていく
③水平垂直・トリミングで余分で微調整
RAW現像する際①〜③の順番で行っています。
①ピクチャーコントロールでおおまかな方法性を決める
ピクチャーコントロールは全部で「27種類」あります。
キリッとさせたい、ほんわかな雰囲気にさせたなど、イメージを方向性を決める時にとても便利です。
私は撮影する現場でピクチャーコントロールを変更してイメージの方向性を決めています。
家に帰ってからよりも現場で調整する方がしっくりきます。
②ホワイトバランスとトーンカーブで完成イメージの近づけていく
色味に影響するホワイトバランスはあとで編集することが多いです。
現場での調整は細かにしている時間がもったいないので、オートに任せるか
撮影開始前に、その日の天気、状況に合わせたらその後はあまり変更しません。
またトーンカーブは、明るい部分と暗い部分のバランスを取るために使っています。
直感で良いと感じるまで変更していますが、だいたいトーンカーブ曲線の根本を下げて「S字」になることが多いです。
③水平垂直・トリミングで余分で微調整
カメラの水準器は実はあまり精度がたかくないので、見た時に不安感のない様に編集で調整することが多いです。
また見上げて撮影すると写真上部が歪み圧縮されてしまうので、建築物などを取る際には「アオリ」も補正しています。
通勤中にニコンZ50で撮影した写真を元に編集してみました。

歩きながらスナップ感覚で撮った写真なので、水平が取れていなかったり中心部がずれていたりいろいろ修正が必要です。

↓編集前

↓編集後

少しは見れる写真なりました。

この写真のパラメータはこんな感じです。

・ホワイトバランスバランスを少し暖色気味に

・コントラストを少し弱めに

・水平とアオリを整えて水平垂直の建築の窓枠に違和感のないように修正

・余分な部分をトリミング

静止画の作例

ニコンのカメラは暗い部分の中にも階調をきちんと残したまま撮影できます。

(ニコンのカメラが好きな理由のひとつ)

日暮れの大阪を撮影したものを現像してみました。

空の色が変わっていく時間帯で青から赤に溶けるような色を残しつつ、影になる部分の中にも色が残るように意識して現像しました。

 

動画の作例

簡単にですが作例をYoutubeにアップロードしました。参考に見てみてください。

NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S
created by Rinker

最後に

今回は、2021年3月4日からダウンロードができるようになった「NX Studio」の簡単なレビューを行いました。

無料でダウンロードできますので、ニコン系のカメラを使っている方は一度使ってみてはいかがでしょうか。

関連記事でニコンのカメラやレンズのレビューをしています。

Z7ⅡZ6Ⅱのレビュー

Z6のレビュー

Z5のレビュー

Galleryのページでは、作例も載せていますので良かったら見ていってください。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。


スポンサーリンク

Twitterで交流しませんか?よろしくお願いします。