随時更新!ニコン Z7IIとZ6II( 旧型のZ7 Z6との比較・考察レビュー)

ニコン からミラーレス一眼レフ Z7II と Z6IIが発表されました。

この記事では、旧型機のZ7・Z6との比較、考察を行います。

要点を以下にまとめます。

参考出典:ニコンオフィシャルサイト

Z7II と Z6II の 発売情報

2年ぶりの新型!

発売日

Z6II は11月6日(金)発売 (予約は、10月6日(金)10時から開始)

Z7II は12月発売 (予約は、10月6日(金)10時から開始)

価格

価格はオープンプライスです。

価格.comや、ヨドバシカメラのポイント含みの実質価格はおおよそ同じで予約開始しています。

Z7II  Z6II
実売価格 358,380 241,560

2年前に発売されたZ7とZ6の価格も同程度でした。

進化しているのに同程度の価格スタートとは、良い驚きでした。

Amazonでは、予備バッテリーセットや、縦型グリップセットなど、組み合わせで少し安く買えるようです。

私は、Z7Ⅱを予約しました。

Z7II と Z6IIの進化点の本質

カタログには表れない部分の進化多数!

公式サイトや、発表会、カタログスペックだけをみると、旧型から全然変わっていない、という印象を受けます。しかし、これはカタログには表示しにくいブラッシュアップが多く含まれているためです。

旧型を使用していた人が、今回の新型の実機を手にすると細かな進化が感じることができるようです。

他のカメラメーカーは、世界最速、世界最軽量、8K、などカタログスペックをよく見せるアップデートを優先しているような気がしますが、

ニコンは実際に使用するカメラマンの操作性の向上、ストレスのない、道具として使いやすいというユーザー目線で考えたバージョンアップを重視しているように感じています。

実際、先行レビューしたカメラマンの意見や、ニコンサロンで実機を触った感覚だと

①EVFが動きものに強くなった

②AF性能の向上(動きもの、暗い場所、追従性の向上)

③ボディの微調整(グリップが少し深く、表面のゴムの耐久性の向上)

など、使ってみないとわからない部分や、大々的にカタログに記載することが難しい改善部分がたくさんあります。

ニコンが公式に言わない部分があるので、上記以外にも隠された進化が含まれているようです。

このZ7IIとZ6IIの進化の本質は使ってみないと感じることができないと思っています。

私は、Z7Ⅱを予約しました。今から楽しみです。

実機が手に入ったらより詳細なレビューを行います。

Z7II と Z6IIの新機能・カタログスペックまとめ

旧型の不満を解消したカメラ順当進化!

①エンジンが新型 「デュアルEXPEED 6」

画層処理エンジンが2基搭載され動画性能や静止画の連写性能、AF性能が向上しています。

②新しくなった電子ビューファインダー

もともとZ6とZ7でも評判の良かったEVFですが、さらに進化しました。

連写時の表示フレームが増加し、パラパラ感が低下しているようです。

③Wスロットメモリーカード

Z6と7では、シングルスロットでしたが、

CFexpress/XQD対応スロットと、UHS-II対応SDカードスロットのWスロットになりました。

ニコン機で、メモリーカードエラーになったことはないですが、Wスロットだとバックアップもできるので嬉しいですね。

③連写性能の向上

連写性能・連続撮影枚数が向上しています。

Z7II Z7 Z6II Z6
連写性能(秒)

AF/AE追従

10 7 14 12
連続撮影枚数 77 23 124 35

Z6Ⅱはメカシャッターで秒間14コマも撮ることができるので、スポーツ系の写真で活躍しそうですね。

連続撮影枚数は、カメラ内のメモリ、処理速度、メモリーカードの速度に影響を受けますが、有名カメラマンさんなどの先行レビューのyoutubeをみましたが、実際はもっと多く撮れるそうで、

Z6IIでは連続200枚くらいでバッファが詰まり、7秒待つとまた200枚連続で撮れるようでした。

④約120コマ/秒の高速フレームキャプチャ

新機能で、動画ライブビューで200万画素の静止画を最速約120コマ/秒

800万画素の静止画を最速約30コマ/秒をAF/AE追従で撮影できるようになりました。

200万画素は小さすぎですが、800万画素ならそこそこ面白い撮影でできそうですね。

④AF性能の向上

ニコンのZ6Z7も複数のソフトバージョンアップにより、オートフォーカス性能が向上し続けていましたが、Z7IIとZ6IIでは、今までのオートエリアAFに加え、ワイドエリアAFでの瞳AFと動物AFに対応しました。2匹いる場合に、片方の猫の瞳を狙うことも可能になりました。

オートフォーカスポイントは、Z 7IIの493点、Z 6IIの273点で、旧機種と変わりません。Z6Ⅱも493点にして欲しかったです。

 

⑤暗い所での撮影性能の向上

暗い所でのAF検出性能が向上しています。

Z7II Z7 Z6II Z6
標準 -3EV -2EV 4.5EV -3.5EV
ローライトAF設定時 -4EV -4EV -6EV -6EV

ミラーレス機は、一眼レフ機と異なり、電子ダインダーで暗い場所でも見ることができるので、この低輝度撮影性能の向上により、さらに一眼レフとの差別化ができますね。

⑥大望の縦型グリップ

新型の縦型グリップも発売されます。
2020年11月6日発売予定 希望小売価格:48,950円(税別 44,500円)
Z6・Z7では、「バッテリーパック MB-N10」というバッテリーの増加のためだけのグリップがありました。これには、シャッターボタンなどの機能拡張はなく、ただの電池入れでした。
それが、今回のZ7IIとZ6IIでは、シャッターボタンやコマンドダイヤルなど追加された新型の縦型グリップに対応しました。
ポートレート撮影をする方など、縦型グリップを待ち望んでいた方は多くいますので、これは嬉しいアップデートですね。

⑦動画でも瞳AFが効く

旧機種では、動画撮影時には瞳AFは効きませんでしたが、

今回のZ7IIとZ6IIでは、4K UHD動画撮影をしながら瞳AFが効くようになりました。

 


旧型のZ7・Z6と性能比較

マイナーチェンジ!

比較表

Z7Z6のスペックを要点だけまとめると以下のようになります。

Z7 Z7Ⅱ
売価格 現在30万円 36万円
有効画素数 4575万画素 4575万画素
撮像素子 フルサイズ フルサイズ
画層センサー 裏面

照射型

裏面

照射型

ボディ手ブレ補正 5軸補正 5軸補正
記録媒体 XQDカード

CFexpress(B)

XQDカード

CFexpress(B)

ダブルスロット  Wスロット

CFexpressおよびSD

ファインダー 0.5型

約369万ドット

0.5型

約369万ドット

シャッター

スピード

1/8000

~30秒

1/8000

~30秒

フォーカス

ポイント

493点  493点 
記録画素数

フレームレート

・4K:30p

・1920×1080:120p

・スロー:5倍

Z7IIから追加

4K 60p動画 93パーセントクロップ

 

その他の機能 タイムラプス動画

電子手ブレ補正

動画Log出力

 
モニター 約210万ドット 約210万ドット 
電池容量 約310コマ 約380コマ
寸法

××

約134×

100.5×

67.5mm

約134×

100.5×

69.5mm

 

質量

バッテリーメモリーカード含

675g 約705g 
USB給電 不可 Z5と同じ新型EN-EL15cにより可能
Z6 Z6Ⅱ
売価格 現在20万円 25万円
有効画素数 2450万画素 2450万画素
撮像素子 フルサイズ フルサイズ
画層センサー 裏面

照射型

裏面

照射型

ボディ手ブレ補正 5軸補正 5軸補正
記録媒体 XQDカード

CFexpress(B)

XQDカード

CFexpress(B)

ダブルスロット Wスロット

CFexpressおよびSD

ファインダー 0.5型

約369万ドット

0.5型

約369万ドット

シャッター

スピード

1/8000

~30秒

1/8000

~30秒

フォーカス

ポイント

273点  273点 
記録画素数

フレームレート

・4K:30p

・1920×1080:120p

・スロー:5倍

Z6IIから追加

4K 60p動画 DXフォーマット

 

 

その他の機能 タイムラプス動画

電子手ブレ補正

動画Log出力

 
モニター 約210万ドット 約210万ドット
電池容量 約310コマ 約400コマ
寸法

××

約134×

100.5×

67.5mm

約134×

100.5×

69.5mm

 

質量

バッテリーメモリーカード含

約675g 約705g
USB給電 不可 Z5と同じ新型EN-EL15cにより可能

Z7とZ6は画素数大差ないスペックです。

画素数の違いから、AFで選択できるフォーカスポイントの数が異なります。


Z7ⅡとZ6Ⅱどちらを買うべきか。

高画素機と高感度耐性機という視点で選ぶ!

Z7Ⅱ

①高画素機(トリミング耐性が高い)

前のZ7と同様で高画素機という位置付けのZ7Ⅱになります。

Zマウントの高解像度と描写性能の高さを実感できるので高画素機モデルは絶対楽しいです。

4500万画素もあるとトリミング耐性もあり、またクロップ撮影することで、擬似的なズームもできます。

私は、D850を使っていますが、焦点距離200mmのレンズを擬似的に300mmとして使っています。

②AFのフォーカスポイントの選択数が多い

Z6では、画面に中で選択でいるフォーカスポイントが273点でした。

Z7では、493点でより細やかなAF点を指定できます。

D850などの一眼レフカメラでは、画面の端の方を指定できないですが、ミラーレスカメラだとできるので、その強みを発揮できるのは、Z7になります。

Z6Ⅱ

①高感度耐性(画素数が小さいことのメリット)

前にZ6と同様で、標準的な画素数の場合は、高画素機に比べて高感度に強くなります。

画素数が小さい分、1画素が受光できる光量が増えるので、暗い場所での撮影にはZ7よりも強くなります。

②価格面(Z7Ⅱよりも安い)

前回のZ6同様、Z7よりも安く手に入ります。

またキャッシュバックキャンペーンでは、Z7もZ6も同じ4万円引きになっていましたので、相対的に割引き率は高くなります。

新型と旧型Z7とZ6のどちらを買うべきか。

Wスロット・4K60P・連写性能・縦グリ・給電
旧型のZ7とZ6も併売されます。そのため、新型と旧型どちらを選ぶべきかで悩むと思います。
新型の登場により、旧型の価格が下がり始めており、大体5万円くらいの差が出ています。
新型はその5万円の価値があるかというときに、次のキーワードで引っかかるものがあれば、新型をおすすめします。
①Wスロット
 1枚でも十分ですが、SDカードを使用できることがポイントです。高いXQDカードを買う必要もなく、今までのSDカードで撮影ができます。初期投資を抑えられますね。またWスロットはバックアップや順次記録もできるので便利であることは確かです。
②4K60P
 ニコン機は基本スチルカメラで静止画が好きな人が買うことが多いと思いますが、今回の新型は4K60Pという動画性能も強化されました。無いよりがあった方が良いですので、動画にも興味がある方は新型の方がよいですね。
③連写性能
 デュアルエンジンになり、処理速度があがり、バッファメモリも増加したことにより、連続撮影枚数が大幅に増加しています。スポーツ系や動きものを撮る人など、一瞬を争う状況を撮影する場合は新型の方が確実にいいです。
④縦型グリップ
 ポートレートで縦撮りをよくする方は縦グリップ必須だと思われるので、新型の方がよいですね。あと電池も2倍になり、撮影しながら電池交換もできるので、タイムラプスと撮るなど長時間撮影される方には新型がおすすめです。
⑤給電しながらの撮影が可能
 Z5からできるようになった給電は、タイムラプスなど長時間撮影する際には便利ですね。上記の縦型グリップで電池交換するよりも手間が省けます。私もタイムラプスを撮るので、これは嬉しい機能だと感じています。

⑥やっぱり新しい方がいい

やっぱり新型がそれなりの改善がされており5万円の差でストレスが低下するのであれば新型が欲しいですよね。旧型でも十分完成度の高いカメラでしたが、それをさらにブラッシュアップされたとなると新型が欲しくなってしまいますね。


おすすめのレンズ

おすすめのレンズ

・NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

24-200mmまで撮影できるとても便利なズームレンズです。

旅行や観光に行く際にはこれ一本で十分です。

NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR
created by Rinker


・NIKKOR Z 14-30mm f/4 S

広く撮りたい場合はこのレンズがオススメです。

このレンズは小さく、軽いのに描写力は高いです。

NIKKOR Z 14-30mm f/4 S
created by Rinker


・NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

いわゆる小三元レンズです。どの領域でもF値4で固定で撮影できます。

Z6のキットレンズで発売され、出荷量が多いこともあり、

Amazonで新品や新古品が5万円くらいで買える時があります。

NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
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・NIKKOR Z 85mm f/1.8 S

これは単焦点レンズです。

一般的にズームレンズより、単焦点レンズの方が描写力が高く、

背景を大きくボカすことができるので、より印象的な写真を撮りことができます。

そのあたりは、別記事で書いていますので、参考にしてもらえればと思います。

(参考記事:ズームレンズ不要論

NIKKOR Z 85mm f/1.8 S
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マウントアダプターFTZ

Fマウントレンズも使える!

ニコンのFマウントレンズがZカメラで使用できるようになる、マウントアダプターFTZ は買ったほうが良いです。このブロブの別記事で、このアダプターの使用感を詳しく書いていますので、参考に見てください。

(参考記事:マウントアダプターFTZ レビュー!FマウントレンズでのAF検証

Nikon マウントアダプターFTZ
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ニコンFマウントにもたくさんの良いレンズがあります。Zマウントの登場から、Fマウントレンズの価格が少し下がっている傾向もあり、また中古市場も潤ってきていますので、このアダプターを使用することも視野に入れた方が絶対楽しくなります。

私のおすすめは以下の2本です。私の中ではニコンレンズの中で突出した良いレンズだと感じています。

①AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G 

 参考:癖玉!ニコンAF-S NIKKOR 58mm f/1.4G レビュー・作例

ニコン AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gで撮影したウォーターアートをしている人

Nikon AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
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②AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED 

 参考:AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED レビュー 作例多め

AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED で撮影した金魚

Nikon AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED
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Z7ⅡとZ6Ⅱ のライバル機

Nikonのカメラ

・できるだけ安くZカメラを使いたい。

Z5

Z5のレビュー記事参考Z5 レビュー記事

Nikon Z5 レンズキット NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3
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・小さいカメラがいい!

Z50

Z50のレビュー記事参考Z50 レビュー記事

ニコン Z50 16-50 VR レンズキット
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・旧型で十分という方

Z6

Z6 のレビュー記事参考Z6 レビュー記事

ニコン Z 6 24-70+FTZマウントアダプターキット
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Canon EOS R5

4500万画素からの、ボディ内手ぶれ補正、動物、鳥、犬、瞳AFなど機能盛り沢山です。

動画も8K撮影ができ、キャノンの全力を詰め込んだカメラです。

その分、価格が高く約50万円で売り出されました。


SONY α7Ⅳ

ソニーの高画素機です。

レビューや評判はあまり良くないみたいですが、勢いのあるソニーの高画素機とどれくらい差が出せるのかが気になります。


キャッシュバックキャンペーンはくるのか

キャンペーンはすぐには来ない

過去のキャッシュバックキャンペーン遍歴

最近のニコンは、常にキャンペーンしているような状況です。

Z6、Z7が対象になっていたキャンペーンは以下のような状況です。

Z7発売日 2018/9/28
Z6発売日 2018/11/23

 

開始 終了 前回からの日数 期間
1回目 2019/2/28 2019/5/6 0 78
2回目 2019/8/8 2019/10/7 64 61
3回目 2019/11/1 2020/1/14 24 75
4回目 2020/2/6 2020/3/31 24 37
5回目 2020/6/30 2020/9/30 90 90

Z7の発売から約6ヶ月後、

Z6の発売から約3ヶ月後、

最大で4万円引きになるキャンペーンを行っています。

参考記事:キャッシュバックの考察記事 一番お得に買う方法

ニコン Z 6 24-70+FTZマウントアダプターキット
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Nikon Z5 レンズキット NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3
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最後に

ニコンのZシリーズから、二年の時間を経て新型が発表されました。

大きな変化はないですが、ユーザーの声を聞き、順当に進化した完成度の高いカメラだと思います。もう少し驚きが欲しかったですけどね。

私は、Z7Ⅱを予約しました。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。



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