②このレンズのメリット・デメリット
③このレンズを中心にしたレンズシステムの構成
(参考出典:ニコン公式HP)
特徴・要点
このレンズは、Zマウントのフルサイズ用レンズの中で最小最軽量です。重さは195gしかありません。厚みも51mmしかなく他のレンズとは比べ物にならないくらいコンパクトです。
APS-CサイズのZマウントカメラの「Z 50」のキットレンズで「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」という135gのレンズもありますが、フルサイズカメラで使用すると撮影領域がクロップされてしまいます。
NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3
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NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
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焦点距離 |
24mm-50mm
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24mm-70mm
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最短撮影距離 |
撮像面から0.35m(ズーム全域)
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撮像面から0.3m(ズーム全域)
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寸法 |
73.5mm
×51mm(沈胴時)
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77.5mm
× 88.5mm(沈胴時)
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質量 |
約195g
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約500g
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Zマウント ズームレンズ | 焦点距離 | 重さ | |
NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3 | 24~50mm | 195g | |
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S | 14~30mm | 485g | |
NIKKOR Z 24-70mm f/4 S | 24~70mm | 500g | |
NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR | 24~200mm | 570g | |
NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S | 14~24mm | 650g | |
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S | 24~70mm | 805g | |
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S | 70~200mm | 1360g |
コンセプト
このレンズのコンセプトは、「打倒スマートフォン」だと私は思っています。
最近の多くの人は、普段の生活の身の回りや食事に行った際の写真などをスマホで済ませることがほとんどだと思います。
このレンズは、できるだじぇ小さく軽くし一眼レフカメラで撮る楽しさや、その描写力を味わって欲しいという気持ちで開発されたレンズだと思っています。(私の妄想)
参考:ニコン公式HP
デメリット
このレンズのコンセプトの裏返しとして、その焦点距離の狭さが、唯一のデメリットだといえます。
ミラーレスカメラのZ5のキットレンズとして発売されているため普段使いであれば十分ですが、本格的に写真を趣味にしていくのであれば、物足りなさが確実に出てきます。ただ、価格も安く、小さい、軽いレンズなので、そこは割り切ったレンズなんだと受け入れることになります。
このレンズを補うレンズ
このレンズ1本だけだと広角と望遠側が圧倒的に不足することになります。
しかし、このレンズの良さはその軽さと小ささにあります。
そのため、広角側も望遠側も小さいレンズを選ぶことで軽い身軽なレンズシステムとすることができます。オススメは以下の2本です。
・NIKKOR Z 14-30mm f/4 S
キットレンズや、上記のレンズでは24mmが最大の広角側になります。
このレンズを追加すれば14-50mmという範囲に拡大することができます。
広く撮りたい場合はこのレンズがオススメです。
このレンズは本当に使いやすく写りも良いです。作成レビューもよければ見てください。
(レビュー記事:NIKKOR Z 14-30mm f/4 Sレビュー作例とNIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sの考察)
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・NIKKOR Z 85mm f/1.8 S
これは単焦点レンズです。
50mmよりも望遠側になるので、より狭い範囲をを切り取ることができ背景を大きくボカすことができるのでより印象的な写真を撮りことができます。
ズームレンズと単焦点レンズは使い勝手が異なりますので、そのあたりは別記事で書いていますので参考にしてもらえればと思います。
(参考記事:ズームレンズ不要論)
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最後に
今回は「NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3」の考察レビューを行いました。
普段使いには、トップクラスで使いやすいレンズだと思います。
小さい軽いというのは、本当に大切で撮影していても苦になりません。
Z5のキットレンズですが、単体でもそこまで高くないレンズですので個別買うのもアリかと思います。
関連記事でニコンカメラの考察記事も書いていますので、
参考記事:Z7ⅡZ6Ⅱのレビュー
このブログの「Gallery」のページを随時更新していきますので、良かったら見ていってください。よろしくお願いします。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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