ニコンZマウントのAPS-C用レンズが発表されました。
Z50やZfcのキットレンズ以外を購入される方の参考になればと思います。
②他のZレンズとの差
③どんな人におすすめか
(参考出典:ニコン公式HP)
実機の感想
ニコンプラザで先行展示をみてきました。
見かけよりも軽く感じて、Z50、Zfcとのバランスは良かったです。
ズーム時に5センチくらい伸びますが、これで210mmまで撮影できるなら小さい部類に入ると思います。
試写した感じでは、Zレンズらしいクリアな描写でしたが、やはりF値6.3はすこし暗いなという印象。
旅レンズや、ちょっとした日常撮影では汎用性が高いレンズだなと思いました。
基本情報
焦点距離 | 35mm換算:27-210mm |
最短撮影距離 | 撮像面から0.20~0.40m |
最大撮影倍率 | 0.17倍 |
絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) |
最大絞り | f/3.5~6.3 |
最小絞り | f/22~40 |
フィルターサイズ | 62mm |
寸法 | 約70mm×90mm |
質量 | 約315g |
インナーズームなので、電源入れてすぐに撮影できて便利そうです。
このレンズの良いところ
① 7.8倍ズーム
35mm換算で27-210mmの範囲を撮影することができます。
これ1本をもっておけば日常範囲での撮影はほとんど対応できます。
Z50に付けると片手で安定しそうなコンパクトです。
① 寄れる
広角側(27mm)で20センチまで被写体に寄って撮影することができます。
寄れることで、テーブルフォトにも容易に対応できるので、ストレスなく使用できます。
位置づけ・ZマウントAPS-C用レンズ
① NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR(Zfc・Z50キットレンズ)
② NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR(Z50キットレンズ)
③ NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
ただ、焦点距離は広角側も望遠側もどちらにも勝てません。
このレンズの弱点を補えるレンズ
このレンズは小さくで便利ですがその分弱点もあります。
このレンズ1本だけでも十分撮影を楽しむことができますが、
弱点を補えるレンズも追加購入するともっと楽しくなると思います。
弱点① 明るさ(F値)
このの弱点は「暗い」ことです。
明るいレンズのメリットは次の3点です。
・手ブレにしくくなる
・解像度が高い
おすすめするレンズは以下の2本です。
NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
Zfcで使用すると焦点距離75mmになります。
ZのF1.8シリーズの単焦点レンズでは一番安いです。
[itemlink post_id=”6815″]NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
Zfcで使用すると焦点距離52.5mmになります。
50mm付近は「標準レンズ」といわれ汎用性が一番高いです。
ZのF1.8シリーズの単焦点レンズでは一番軽くて小さいです。
[itemlink post_id=”6816″]このレンズでは撮れない写真が確実に撮れます。
弱点②広角
このレンズの広角側は、35mm換算で27mmになります。
大きい建築物を撮る際には入り切らない場面が出てくると思います。
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S

少し高いですがフルサイズにも転用できるレンズです。
Fマウント広角レンズ AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR (2017年発売)
古いレンズですが、これがあれば、広角不足問題を一気に解決することができます。
Fマウントのこのレンズの後継機がでることを願っています。
[itemlink post_id=”6927″]どんな使い方?どんな人におすすめできるか
汎用性と軽さを求める人
Z50やZfcのAPS-C用レンズです。
広角が少し不足していますが、日常生活で使用する分には十分だと思います。
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S
と組み合わせれば、21〜210mmという汎用性の高いシステムになるので
2本セットで使用することをお勧めします。
Z50・Zfcをこれから買って使う人
Z50やZfcには、キットレンズがセット販売されています。
これから新しくZ50・Zfcを買う人は、上記の2本セットを買う方がよいと思います。
Z50のダブルズームキットでも良いですが、望遠が好きか広角が好きかが判断基準になります。
Zfcの情報まとめ記事はこちら
Zfcの基本情報や、Z50との比較も行っています。気になる方はぜひ読んでみてください。
レトロスタイル!ニコンZfc発表!考察レビュー【Z50との比較・キットレンズの作例・他のZシリーズとの違い】
最後に
ニコンZマウントレンズAPS-C用は、全て出揃ったことになります。
はやり広角レンズが欲しいところですね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。