15年ぶりの新型マクロ! NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S【Zマウントマイクロレンズ 考察レビュー】

ニコンZマウント初のマイクロレンズ

NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sが発表されました。

ニコンプラザで実機を触ってきましたので、その感想など

情報を共有します!

 

①レンズの基本情報
②特徴・旧型との比較
③実機のファーストインプレッション
④同時発売の「NIKKOR Z MC 50mm f/2.8」

(参考出典:ニコン公式HP

↓目次↓から気になる部分へ飛んでください。

実機を触った感想

Zレンズの感触
ニコンプラザで実機を触ってきました!
直感で感じたことは5点!

①ピント面の解像度が高い!

手持ちスマホのカメラなので、伝わらないかもしれませんが、
解像度が高く、ピント面はくっきり描写されている印象でした!

②ボケが滑らか!

個人的にマクロレンズは「ピント面」と「それ以外の部分」の差が、気になることが多いです。
NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sピント面からのボケ方が滑らかだなと感じました。

③AFがスムーズで静か!

オートフォーカスは、とてもスムーズでいつものZレンズだなという印象
私の感触では「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」と似た速度だと感じました。
オートフォーカスの迷いは少なく音も静かでした。

④Zレンズ特有の透明感のある描写!

ニコンプラザ内で試写させてもらいました。
絵作りはZレンズ特有の透明感のあるすっきりした印象でした。

⑤見かけ以上に軽い!

NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sは、レンズの長さ14センです。
持った感覚は「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」に似ています。(レンズ長さ15センチ)
でも、実際に持ってみると軽く感じました!
「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」のコントロールリングよりもザラザラした表面仕上げに変更されていて、回した感触は少し重たかったです。
実機を初めて触った印象は以上です!
描写も質感もよく、ZのS-Lineだなという完成度です。
私は予約しました!

要点

Zマウント初!15年ぶりの更新!

①待望のZマウント初のマイクロレンズ

Zマウントが開始から3年を経て、やっとマイクロレンズの登場です!

ニコンZマウントの中でも、高性能なレンズにしか与えられない「S-Line」モデルです。

②15年ぶりの更新!

2006年に発売されたニコンFマウントAF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

から15年ぶりの更新です。評価が高かったようでなかなか更新されなかったようです。

基本情報

発売日:2021年6月25日 (予約開始6月4日10時~)

メーカー希望価格:144,320円(税込)

お店での実売価格は12万円前後です。
[itemlink post_id=”5264″]
型式 ニコン Z マウント
焦点距離 105mm
最大口径比 1:2.8
レンズ構成 11群16枚(EDレンズ3枚、非球面レンズ1枚、ナノクリスタルコートあり、アルネオコートあり、最前面のレンズ面にフッ素コートあり)
画角 23° 10′(撮像範囲FX)
15° 20′(撮像範囲DX)
ピント合わせ マルチフォーカス方式、IF(インターナルフォーカス)方式
手ブレ補正 ボイスコイルモーター(VCM)によるレンズシフト方式
手ブレ補正効果:4.5段※CIPA規格準拠
VRモード:NORMAL/SPORT
三脚使用時ブレ補正:無し
最短撮影距離 撮像面から0.29m
最大撮影倍率 1倍
絞り羽根枚数 9枚(円形絞り)
絞り方式 電磁絞りによる自動絞り
最大絞り 撮影距離が∞のとき:f/2.8
撮影距離が0.29mのとき:f/4.5
最小絞り 撮影距離が∞のとき:f/32
撮影距離が0.29mのとき:f/51
フォーカス制限切り換えスイッチ FULL(∞~0.29m)と0.5m-0.29mの2段切り換え
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) 62mm(P=0.75mm)
寸法 約85mm(最大径)×140mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)
質量 約630g
付属品 • レンズキャップ62mm LC-62B(スプリング式)
• 裏ぶた LF-N1
• バヨネットフード HB-99
• レンズケース CL-C2

旧型から進化した部分

15年ぶりの更新!

①光学性能の向上

(参考出典:ニコン公式HP

ニコンのHPにサンプルが載っています。

「美しいボケと高い解像性能のコントラスト」と説明されています。

ピント面とそれ以外の境目やが目立たず、
なだらかでふわっと溶けていくようなボケですね。

 

 

新型の方が、霜の水の結晶の粒感がはっきりと描写されています。
レンズ設計だけではなくZマウントの大口径であることも影響しているようです。

②最短焦点距離がさらに短く

撮像面から0.29mで撮影することができるようになりました。

(旧型は0.314m)

わずが2.4センチ差ですが、マイクロ撮影時の2センチは大きいです。

マクロの神レンズと呼ばれるタムロン「SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD」でも0.3mでした。

③Zカメラと合わせて手ぶれ補正が強化

Z7・Z6・Z5系には、ボディ内手ブレ補正が内蔵されています。

今回発売の「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」では、レンズ内手ぶれ補正機能があるので、

ボディを合わせて使用すれば、縦ブレ、横ブレ、回転ブレを「5軸」で抑制してくれます。

旧型では3段分の手ブレ補正でしたが、新型では4.5段分に向上しました。

マイクロ撮影はブレやすく、ブレが目立ちやすいので、手ブレ補正はかなり重要です。

④軽量化(長くなったけど)

旧型では750gありましたが、

新型では630gに軽量化されました。

長さは140mmで旧型116mmよりも長くなりました。

最短焦点距離は短くなったので、旧型よりも使い勝手は向上しています!

⑤ポートレートレンズとしても使える

このレンズには、「ナノクリスタルコート」「アルネオコート」が施されています。

このコーテイングはゴースト、フレアが低減されます。

明るい(F値の小さい)単焦点レンズは高価ですが、

NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」は、F2.8の明るさコーティングのおかげで、

中望遠のポートレートレンズとしても使うことができます。

コーティングはレンズ設計と同じくらい重要でメーカーの腕のみせ所です。
Zレンズの逆光性能の高さは私も実感しています。
[itemlink post_id=”5264″]

 

試写にいってきました!

同時発売NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

このレンズと同時発売で、
NIKKOR Z MC 50mm f/2.8」も登場しました。
「S-Line」ではないですが、価格が安い、軽くて小さいため、
こっちも使い勝手が良いと思います。
詳しくは、別記事でまとめています。
[itemlink post_id=”5266″]

最後に

やっと、本当にやっとZマウントのマイクロレンズが発売になります。

マイクロレンズは、頻繁に更新されることはないので、

私も早い段階で買います!

使ってみた感想なども更新していく予定ですので、

また見にきていただければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

別の記事では、ニコンのカメラやレンズのレビューをしています。
良かったら見ていってください。

 

Twitterで交流しませんか?よろしくお願いします。