Nikon Zマウントに移行するべきなのか。【ミラーレス のメリットとデメリット】

 

「 Zマウントに移行するべきなのか」をテーマに完結にまとめました。
私は一眼レフのD850とミラーレスのZ9・Z7Ⅱ、Z50を併用しています。実際に、FマウントからZマウントに移行した際の経験や感想を、皆さんと共有します!
①Zマウントへの移行時の注意点
②Zマウントの現状(カメラ・レンズ)
③Fマウントレンズの転用
④おすすめのZマウントレンズ
⑤キャッシュバックキャンペーンの情報まとめ

結論

Zへ移行してOK

いきなり結論ですが、Zマウントへ移行して良いと思います。

ニコンのミラーレスカメラ Z7ⅱ、Z6ⅱ、Z7、Z6、Z50、Z5と6台発売されています。
そのどれも評価は他のメーカーに比べて高い状況です。(価格.comなどでも高評価)

防塵防滴、データクラッシュなどのソフト面でも不具合報告が聞いたことがありません。

そのためこれからニコンのミラーレス機への移行・新規参入する場合でも問題ないかと思います。

以下の項目からZマウントの状況などを説明しますので、懸念事項も把握された上で移行されることをおすすめします。

Z7Ⅱ【1年使用レビュー】

YouTubeでZ7Ⅱを1年使用レビューをまとめています。

ミラーレス機に移行した感想もお話しています。

ラジオ感覚で聴いて頂ければと思います。

よろしければ、チャンネル登録よろしくお願いします!

ゆっくりなペースですが、Youtubeも更新していきますので、

よろしくお願いします!

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ミラーレス のメリット

小さい、軽い、手ぶれ補正、瞳AF

これはニコンにだけではなく、他メーカーのミラーレス機でも共通しているメリットです。

①小さい、軽い、手ぶれ補正、瞳AF

ミレーレス機は一眼レフ機にはないメリットが沢山あります。

特に手ぶれ補正は便利です。手ブレ補正がなくてもISOやシャッタースピードで調整もできますが、あると雲泥の差がでます。

また、手ぶれ補正機構がカメラ内にあるのでレンズ1本1本の重さが軽くなっています。カメラもレンズも軽く小さくなり、

機材全体の重さと容積が減り、機動性が格段に上がります。

②露出補正、ボケ、が撮影前に仕上がり確認できる

ミラーレスはシャッターボタンを押す前の段階で、明るさ暗さ、ボケ具合、色味などを確認しながら撮影することができます。

特に暗い場所やNDフィルタを付けた場合などでも構図を決めることが容易になります。

この下の写真は、目でみた色や暗さを忠実に再現しています。かなりの暗さで一眼レフでは不可ではないですが難しいです。

これは極端な例ですが、色々な場面でミラーレス機の方が臨機応変に対応できます。

③レンズ資産の転用ができる

いままでニコンのFマウントのカメラを使ってきた方はFマウントのレンズ資産が何本かあると思います。

ミラーレス機のZカメラに移行するとレンズも買い替えないといけないか、というとそういうわけではありません。

ニコンFTZマウントアダプター

FTZマウントアダプターを使用すればZカメラに接続して使い続けることが出来ます。

私はニコンのFマウントレンズで大好きなレンズがあります。ミラーレス機を使い始めてからもこのレンズをずっと使っていこうと考えています。

逆にミラーレス機を使うようになって、手振れ補正や、ピントのピーキング、リアルタイムな露出調整などができるようになり、よりこのレンズたちの力を引き出せているように感じています。

レビュー:FTZマウントアダプター FマウントレンズでのAF・互換性検証

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ミラーレス のデメリット

ミラーレスは電子機器
これはニコンにだけではなく、他メーカーのミラーレス機でも共通しているデメリットです。

①EVFを受け入れられるか

一眼レフカメラはレンズを通した生の世界を覗きシャッターを切りますが、ミラーレスは電子ファインダーのため小さい液晶画面を見て撮っていることになります。

このEFV(電子ファインダー)は目がチカチカする場合や、目眩がしてしまう方もいるようです。
ですので、買う前に実機を触って見て自分がEVFを受け入れられるかを確かめられることをおすすめします。

ニコン、キャノン、ソニーとミラーレスが発売されていますが、ニコンのEVFはかなり綺麗な部類に入ると思っています。

私は何の抵抗もなく受け入れることができました。

②バッテリーの持ちが悪い

これもミラーレスのデメリットですがバッテリーの持ちが悪いです。EVFとメイン背面モニターを見て撮影するとバッテリーの持ちがかなり悪くなります。一眼レフ機では1日の撮影で1〜2本あれば大丈夫でしたは、ミラーレスは3本は持っていきたいです。

③一眼レフ機に比べ、ワンテンポ遅れる

ミラーレスはレンズを通した世界をデータ変換しEVFやモニターに映し出します。

そのため生の世界を見ている一眼レフ機からワンテンポ遅れた撮影になります。ミラーレス機の進歩によりこの遅れが少なくなっていくと思いますがスポーツ写真など1秒を争う写真の際は不安が残ります。

Zマウント移行時の注意点

①公式のサードパーティ無し

現状、公式にサードパーティからレンズが発売されていません。

ニコンはZマウントの設計情報をサードパーティに公開していないので、シグマやタムロンなどのレンズ メーカーがZマウントレンズを生産することができません。(一部、中国メーカーなど独自に開発したZマウントレンズは少しだけあります。)

ただ、Zレンズは本当に性能が良いので、できればニコン純正で揃えたほうがニコンの新時代を楽しめると思います。

噂ではレンズメーカーのシグマからZマウントレンズが出るという話があるようですが、まだ時間がかかると思われます。

ニコンの今度の方向性

ZマウントとFマウントの共存

Zマウントのプロ機「Z9」の開発発表もありましたが、

ニコンは一眼レフ需要とミラーレス需要を並行に対応すると思われます。

(海外ではFマウントの一眼レフ機の方が売れているようです。)

②リーク情報では、2025年くらいまでFマウントカメラの開発は続ける

リーク情報では、2025年くらいまではFマウントカメラ・レンズも開発を続けるようです。

ニコンはミラーレスへの完全移行を考えていないようで、プロ用には一眼レフカメラが必要であると考えているのでしょう。

ニコン Zカメラの現状

プロ機 Z9
ニコンのミラーレスは、現時点で6台です。
021年内に「Z9」というプロ機が発売される予定です。
ソニーはα1というプロ機を出していますので、後追いになりますが現状のZカメラの集大成になると思われます。
(→横にスクロールできます)
Z7Ⅱ Z6Ⅱ Z5 Z50
有効画素数 4575万画素 2450万画素 2432万画素 2088万画素
撮像素子 フルサイズ フルサイズ フルサイズ APSC
画層センサー 裏面照射型 裏面照射型 表面照射型 表面照射型
ボディ手ブレ補正 5軸補正 5軸補正 5軸補正
記録媒体 XQDカード

CFexpressカードB

XQDカード

CFexpressカードB

SDXC

UHS-II規格対応)

SDXC

UHS-I規格対応)

ダブルスロット 順次記録

バックアップ

順次記録

バックアップ

順次記録

バックアップ

 

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カメラのレビュー

この記事を読んでくれた方の中には、ミラーレス機のZシリーズとどちらを買うか悩まれている方も多いと思います。

別記事でレビューをしていますので、参考に読んでいただければと思います。

 


ニコン Zレンズの現状

「Zカメラの完成度は高いのに、レンズが無い」という意見をよく聞きます。

徐々に発売され、ここ3年でかなり充実してきました。2022年までにはかなり充実します。

焦点距離でまとめると以下のようになります。

望遠側がまだ少し弱いですが、大三元レンズの「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」とテレコンを組み合わせれば、400mm までカバーできているので、現状でも十分楽しめると思います。

単焦点レンズも「20mm〜85mm」まで出揃っています。

便利ズームの「NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR」も評価が高く、一本持っておきたいレンズです。

コンパクトな小三元レンズも2本でており、かなり描写力が高いです。

FマウントからZマウントレンズの更新

Fマウントは今から買ってもOK

FマウントとZレンズの状況を一覧にしてみました。

(→横にスクロールできます)

Fマウント 発売日 Zマウント 
14-24mm f/2.8G ED  2007年11月30日

 

14-24mm f/2.8 S 発売済み
24-70mm f/2.8E ED VR 2015年10月22日 24-70mm f/2.8  S 発売済み
70-200mm f/2.8E FL ED VR 2016年11月11日 70-200mm f/2.8 VR S 発売済み
24mm f/1.4G ED 2010

319

24mm F1.8S

 

未定
28mm f/1.4E ED 2017

630

未定 未定
35mm f/1.4G 2010

1119

35mm F1.8 S

 

未定
50mm f/1.4G 2008

125

50mm F1.8 S

 

50mm f/1.2

発売済み

58mm f/1.4G 2013

1031

未定 58mm f/0.95

発売済み

85mm f/1.4G 2010

92

85mm F1.8 S

 

2021年内?
105mm f/1.4E ED 2016

826

未定 未定

 

この表を見てみると、ZマウントではF1.4のラインナップがありません。その代わり、F0.95、F1.2の発売が決定しています。

58mmf/0.95は、最高峰の究極のレンズを目指したNikonの本気レンズになりそうです。

50mmf/1.2はZマウントの大口径を活かしたレンズで、標準域の画角なので優先されているように思えます。

この二本以外は、F1.4以下の明るいレンズの発表がありません。もしかしたら、Zマウントの単焦点はF1.2で発売されるのかもしれませんね。

ZマウントではF1.8シリーズの20,24,35,50,85mmは発売されましたが、Fマウントで発売から日が浅いものはZレンズので更新までかなり時間がかかりそうです。

オススメのZレンズとレビュー

・NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

ニコンZ 初のf/1.2 最強の単焦点レンズ

重さ1kgもありますが、開放から解像度の高く、背景のボケも現時点でAFの効くニコン最強のレンズです。私も買いました。

レビュー作例:ニコンNIKKOR Z 50mm f/1.2 Sレビュー作例あり【凄まじい描写力】

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・NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

ニコンZ 大三元レンズの広角レンズ

10月30日発売で旧型から13年以来の更新です。

広角レンズなのにフォルターも付けられて605gと軽量化されています。

レビュー作例:NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sレビュー【作例・旧型Fマウントとの比較】

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・NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

ニコンZ 大三元レンズの標準広角レンズ

使いやすい標準域をF2.8の明るさで使用できます。

レビュー作例:NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sレビュー【作例・旧型Fマウントとの比較】

 

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・NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S

ニコンZ 大三元レンズの望遠レンズ

かなり評判が良いレンズで「レンズ内手ブレ補正」もありスポーツ写真に最適です。

レビュー作例:NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sレビュー【作例・旧型Fマウントとの比較

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・テレコン Z TELECONVERTER TC-1.4x Z TELECONVERTER TC-2.0x

レビュー作例:ニコンZマウント テレコンバーターレビュー作例【2.0倍・1.4倍】

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・NIKKOR Z 14-30mm f/4 S

レビュー:NIKKOR Z 14-30mm f/4 Sレビュー作例とNIKKOR Z 14-24mm f/2.8 Sの考察 

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・NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

レビュー:NIKKOR Z 24-70mm f/4 S考察レビュー作例【ニコンZの最強のキットレンズ】

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・NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

レビュー:NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR 考察レビュー【ニコンZ便利ズームレンズ】

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今から買っても損しないFマウントレンズ

ニコン Fマウント F1.4のレンズ3本の外観写真

私はニコンのFマウントレンズの中で今から紹介する3本はニコンの中でも神レンズだと思っています。
この焦点距離は、Zマウントの単焦点レンズを被らないことと今後追加されるラインラップにもありません。発売されてからの日も浅く今買っても、Zカメラでも転用できます。

①AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G 

レビュー作例:癖玉!ニコンAF-S NIKKOR 58mm f/1.4G レビュー・作例

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②AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED 

レビュー作例:AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED レビュー 作例多め

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③AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED 

レビュー:AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E EDレビュー作例【lens review】

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Zカメラのレンズ構成についての考察

ニコンからZレンズが14本発売済で残り7本の発売が予定されています。

レンズの種類も増えてきましたので別記事でレンズ構成について考察しました。

良かったら参考に読んでみてください。

参考記事:ニコンZ 6II・Z 7IIのレンズ構成【Z・Fマウントおすすめレンズ】


キャッシュバッグキャンペーン

キャンペーンは不定期

過去のキャッシュバックキャンペーン遍歴

最近のニコンは不定期でキャンペーンしています。

Z50・Z5・Z6・Z7が対象になっていたキャンペーンは以下のような状況です。

対象 開始 終了 前回からの

日数

期間
Z7,Z6 2019/2/28 2019/5/6 0 78
Z7,Z6

Fマウント系

2019/8/8 2019/10/7 64 61
Z7,Z6 2019/11/1 2020/1/14 24 75
Z7,Z6 2020/2/6 2020/3/31 24 37
Z7,Z6

Z50

2020/6/30 2020/9/30 90 90
6 Z50のみ 2020/10/22 2021/1/11 22 82
7 Z5

Zレンズ

2021/3/31 2021/6/7 286 69

Z7の発売から約6ヶ月後、Z6の発売から約3ヶ月後に、最大で4万円引きになるキャンペーンを行っています。

参考記事:キャッシュバックの考察記事 

[itemlink post_id=”6883″] [itemlink post_id=”6884″] [itemlink post_id=”6885″] [itemlink post_id=”6886″]

最後に

一眼レフとミラーレスの時代の変革期真っ只中で、どのカメラ・レンズを買っていいかほんと悩みが多いですね。

各メーカーからもたくさんのカメラ・レンズが発売されて情報量も多いですが、何か芯を感じるレンズといいますか、設計者の気持ちが入っているカメラやレンズを使いたいなと感じています。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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