ニコンZマウント大三元ズームレンズ 考察レビュー(Nikon Fマウントとの比較)

ニコンのミラーレス一眼レフ機 Zマウント専用の大三元ズームレンズが出揃いました。

ニコン Zレンズ大三元

NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S

NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S

この記事では、その3本のレンズの考察、Fマウントの大三元レンズからどれくらい進化したのかの比較考察レビューを行います。Zマウントレンズは、描写力の高さが評価されていますので、購入で悩んでいる方の参考になればと思います。

出典元:ニコン公式HP


大三元レンズとは

ズームしてもF値が固定される便利レンズ

レンズの明るさを示すF値がズームしてもF2.8で固定されるレンズを、大三元ズームレンズと呼びます。

F2.8という明るさで、どの焦点距離でも同じ明るさを確保することができるので、ISOやシャッタースピードを維持したまま焦点距離を変更することができる便利なズームレンズです。

一般的にプロのカメラマンなら3本揃えることが当たり前で、趣味でやっているカメラマンにとっては3本揃えることが憧れとなっています。1本25〜30万円が平均価格になっており、3本揃えると約90万円かかります。

Zマウントの特徴

マウント径が一番大きい

①大口径

ニコンのZマウントのマウント径は55mmあります。

他のキャノン、ソニー、パナソニックなどと比べてもフルサイズセンサーカメラの中で一番大きいです。

ここ最近のカメラは、紙媒体の写真ではなく、データ閲覧されることが多くなり、高解像度が求めるようになりレンズに求められる光学性能がより高度なものを要求されています。

マウント径が大きいと、光学設計が有利になるようで、レンズの設計、カメラ自体の設計にゆとりでできるようです。もともとのニコン Fマウント(44mm)は50年前から続く歴史のあるマウントです。これからの100年を背負えるよう新たなに設計されたのが、このニコンZマウントになります。

 ②フランジバック が短い

レンズの後玉と、光を受けるセンサー面までの距離をフランジバック といいます。

ニコンZマウントのカメラはこのフランジバック が他のメーカーよりも短く16mmしかありません。マウントアダプターを使用すると、他のメーカーのレンズに合わせることができるので、ニコンのミラーレスカメラのZシリーズは、ニコンの純正レンズ以外のレンズ、オールドレンズも楽しめます。

Zマウントの良い点

軽量化・光学性能の向上

①軽量化されたシステム

Zマウントになり、口径は大きくなりましたら、重量は軽量化されています。要因は、手ぶれ補正機構をZカメラ本体に持たせたことでレンズ自体が軽量化されています。

「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」については、唯一ボディ内に手ぶれ補正機構を載せたままの状態ですので、あまり軽量化できていません。

大三元レンズ3本をすべて持ち運ぶことは少ないと思いますが、ZマウントとFマウントレンズ3本を比較すると-610gも軽量化できています。

またカメラ本体のZ7自体もFマウント機に比べ軽くなっているので、全体で約940も軽くできます。

14-24 24-70 70-200 カメラ 合計
Zマウント 650g 850g 1360g 2860g Z7(675g) 3535g
Fマウント 970g 1070g 1430g 3470g D850(1005g) 4475g

-320g -220g -70g -610g -330g -940g

NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S
NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S

NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S

②光学性能の向上

大型のZマウントによって、光学性能が向上しています。指標の一つであるMTF曲線を比べてみても向上していることが確認できます。

MTF


ズームレンズ不要論を打破できる?

大三元なのに、小さい

①ズームレンズの弱点

別記事で、「ズームレンズ不要論」という記事を書いています。

その趣旨・結論は、

大三元ズームレンズは、F2.8通しで使用でき便利だが、

そのサイズは大きく、重たく、値段も高い、その割に単焦点レンズの描写には勝てないという欠点があり、その便利さと引き換えに失ったメリットと天秤に欠けた場合、

最終的には、大三元ズームレンズはその使用頻度が低くなるとということが結論でした。

②小型化軽量化したことにより、ズームレンズの良さが増加

今回、Zマウントの大三元レンズのうち、広角の14-24、標準の24-70は大幅な小型化と軽量化に成功しています。

また大口径のZマウントにより、光学性能も向上しているとなると、大きく重たいというデメリットが軽減されて、ズームレンズの便利さ、Zマウントによる描写力の高さを得ることができるので、Zマウントで本当に便利なズームレンズに進化したと思います。

私は、大きなズームレンズを使用して、その画質、大きさ、重さ、から苦手でしたが、

小さくなり、かつ光学性能が向上したこの大三元レンズは気になっています。


最後に

今回は、いよいよ出そろったニコンのZマウント 大三元ズームレンズの考察レビューを行いました。

ソニーとキャノンが目立つカメラ業界ですが、ニコンのカメラ・レンズは本当に完成度が高く完成度が高いと感じています。

ニコン Zカメラの新型 Z7IIとZ6IIの発表もあり、盛り上がってきましたので、これからもニコンのカメラの動向に注目していきたいと思っています。

関連記事で新型のZ7IIとZ6IIの考察や、Z6とZ5のレビュー察記事も書いていますので、よかったら読んでください。

参考記事

Z7IIとZ6IIの考察

Z6のレビュー

Z5のレビュー

最後まで読んでいただいてありがとうございました。


 

ニコン Zレンズ大三元
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