写真の勉強【基本の構図のおさらい】

写真の基本構図のイメージ

コロナがなかなか落ち着かず、写真を撮るために出かけることが難しい日々が続いております。

コロナ禍だからこそ、家でゆっくり「写真」について考え直す良いタイミングかなと前向きに捉えています。

過去の写真を見返してみると、何を伝えたかったんだろう、と自分が撮った写真なのに自分でよく分からない写真も多くて笑ってしまいます。

今回は写真の勉強として、「情報の整理」というテーマに基本的をまとめます。

初心に戻った気持ちで読んでみてください。意外な発見があると思います。

良い写真は安定している

写真は引き算 = 情報の整理

「写真は引き算」という言葉が基本中の基本でありますが、これはもう少し具体的にいうと、

「情報の整理」ができている

ということ意味なんだなと感じています。

「良い写真」だなって感じる写真は、見ていて不安感がなく安定しています。

安定しているからこそ「主題」がはっきりとし、何が伝えたかったのかがよくわかる写真に仕上がっています。

もう少し具体的に「情報」って何のことを指すのかと深掘りしてみると以下の5つの分類されます。

①余分なものを入れない
②余白を残す
③水平垂直
④背景の整理
⑤色の整理

情報を整理する5つの要素

①余計なものを入れない

写真の主題となるもの以外が映り込むと、何か撮りたかったのか、何を伝えたかったのかが曖昧になってしまいます。
私は広角レンズが好きですが、広角になればなるほど余計なものが写りこんでしまします。
この下の写真は、典型的な失敗例です。
広角レンズで撮った空
空が写っている水瓶

②余白を残す

写真のフレームの中に余白を残すことも大切だと感じいます。
何もない部分をつくることで主題がはっきりとします。
日本には「間」という言葉がありますが、この「間」をうまく利用できれば安定した写真になります。
でも、間のスペースを大きく取りすぎるのも良くないです。「間抜け」な写真にならないように気を付けたいです。

木と木板

③水平垂直

水平垂直は基本中の基本です。ただ水平垂直を意識しすぎるのもつまらないと思っています。

あと世の中のものは完全に水平垂直なものは少ないです。また自分の立ち位置によっても水平に撮れない、見えないこともあります。

私は水平垂直に撮ることは苦手です。

大阪のビル群

ストリートアート

大阪のビルと空

④背景の整理

写真の主題の背景には、かなり注意を払った方が良いです。

撮影している最中は主題に集中してしまいまい、撮影後、背景が汚かったり、ゴチャゴチャしてしまうことがあります。

また観光地や人が多い時は、アングルを変えるなどで背景の整理を意識すると色々見えてきます。

背景をボカせばある程度ごまかせますが、線の太いものや色の強いものがあると誤魔化しが効きません。

奈良の鹿

桜と座っている女性

ウォーターアート

⑤色の整理

写真の中に、色の種類が多すぎると伝わりづらい不安定に感じてしまいます。多くても3色以内に抑えるとまとまった写真に見えます。
カラフルな写真は悪い写真というわけではないですが、主題を邪魔する色はできるだけ避けて撮りたいです。
カメラに入っているフィルター機能や、白黒写真にして色情報を少なくすると安定します。
ニコンのZカメラや、富士フイルムのカメラには「色抽出」できる機能もあるので色の整理が楽しくなります。
水族館で見上げている人大阪地下鉄 

構図の基本形

初心者もプロも構図が大切

写真を一番はじめに目につく要素であり、「構図」の基本を抑えることが大切であり、写真の見栄えに大きく影響をします。

これは初心者でもプロでも同じで「構図の基本形」を抑え、そこからアレンジ・工夫することになります。

撮影になれてくると忘れることも多いので、たまに見返して基本をおさらいすることも大切だと感じています。

日の丸構図

基本の撮り方で、カメラを買ったばかりだとなんとなく無意識に中心に被写体を持ってくることが多いと思います。
この時も「背景の整理」が大切で水平垂直を意識するしないと不安定な写真に見えてしまいます。
ニューバランス
指を見つめている猫

2分割構図

空と海など、風景を撮る際や境界面を意識する写真で使うことが多い構図です。
空2海1にするなど、按分は好みになりますが、基本の2分割は見ていて安定します。
河川敷
うめきたひろば

3分割構図

上記の2分割構図は、余程、被写体が印象的でないと単調な写真になってしまいます。また、シンプルな被写体でないとまとまりが悪くなります。
3分割構図は、主題の位置を3分割した交点に持ってくることで、なんとなくそれっぽい写真が撮れます。
背割りの桜

放射線構図

見上げたビルや樹木など、広角レンズを使う際には絶体に1枚は撮ります。
見上げる立ち位置を少し変えるだけで、不安定な写真に見えてしまうので、放射の交点の位置はいろいろ試して撮っています。
大阪のビルと空
船を漕いでいる人

三角形構図

高層ビルを見上げた際など、見上げる系の被写体では必ず三角形が発生します。それは主題だけでなく「余白」部分も三角形で残ります。
余白部分とのバランスが難しいですが、うまく撮れるとカッコいい写真になります。
ビル

曲線構図

植物など自然系のものは曲線がたくさんあります。
曲線をうまく利用し、視線の誘導や、流れ、を意識すると遠近感もでます。
チューリップを撮っている人

フレーム構図

木に囲まれフレームになっている状況など、被写体を取り囲んだ状況って色々あります。
主題が明確になり、印象的な写真になります。
桜の下にいる人

対角線構図

2分割構図からの発展になります。
地面などを写真の対角線に合わせて配置することで地面をより強調できます。単調になるので主題、副題を設定すると良いと思います。
紅葉
花と風車

最後に

今回は、初心を見直すということで「情報の整理」「基本的な構図」についてまとめました。

昔の写真を見返すと恥ずかしい気持ちにもなり、もっとうまくなりたいと思う気持ちも強くなりました。

みなさんも、時間がある時に自分の写真を見返してみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

あ〜早くコロナ終わって欲しいです。


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