比較明合成

初心者の星の撮影 in奈良

奈良県に星の撮影をしてきました。

星の撮影って夢があって、壮大なスケールでワクワクします。

私は初心者ですが、いつか天の川も撮影してみたいと思っております。

その練習として、星の撮影をこれから本格的に始めて行こうと準備を進めています。

 

今回は、とりあえずやってみようと思い、撮影した写真、その時の失敗したこと、

今後の検討事項などを備忘録としてまとめます。

撮影場所について

撮影場所は、JR奈良駅から歩いて15分くらいの興福寺が見える場所です。

奈良県は歴史的建造物が多く、建築の規制も多いことから、

都市部の明かりが少ない、いわゆる光害の少ない地域になります。

そのため、大阪市内では見えない星も奈良県まで行けば肉眼で見えるようになります。

下記のマップでは、奈良の中心部もそれなりに光害のある地域ですが、

大阪市内と比べ物にならないくらい星が見えます。

天気について

当日の天気は、昼から雲一つない晴天でした。

撮影をする夜の雲の状況を調べるために、

「SCW – 天気予報 / 観測情報」

という雲の状況、予測を行うサイトで確認してからいきました。

この日は夜の9時くらいまで雲がかからない好条件でした。

雨雲だけではなく、星が見えなくなる雲まで表示されているので便利です。

星撮影のプロは、PM2.5などの星が霞んでしまう要素もチェックされているようです。

月について

星の撮影は単純に暗い時が有利になります。

そのため、満月を避け、新月がベストなタイミングとなります。

撮影を行った日は、満月間近で、ほぼ真ん丸な月でした。

それでも奈良県では星が肉眼で見えるほどでしたので、

気にせず撮影をしてきました。

新月と天気がバッチリ合うなんて、人生の中で何回あるんでしょうか。

プロの人は、月が見えなくなるタイミングで撮影をするらしく、

計算できるようです。私はまだ理解できていません。

機材について

星の撮影には、明るいレンズが有利になります。

また空を大きく写すために広角レンズが使用されることが多いです。

今回は、ニコンの

AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED

を使用しました。14mmという広角かつF2.8と明るめのレンズです。

またカメラ本体はD850で撮影しました。

 

 

撮影方法

星だけを写しても星であることが分かりづらいと思い、

奈良の興福寺の五重の塔と共に撮影をしました。

ISO:100

シャッタースピード 15秒

絞り 2.8

星の撮影を調べてみるとISO3200とかまで上げるという記事もありましたが、

上げすぎるノイズが出ることと、今回一緒に撮影した五重の塔が白飛びするので、

ISO100で15秒の長時間露光を行いました。

仕上げ方

上記の設定でインターバル撮影を行い、

比較明合成を行い、星の軌跡が確認できるようにしました。

「StarStax」というフリーソフトで、複数ファイルを指定するだけで

明るい部分を合成してくれるので、星が移動してる状況を1枚にまとめてくれます。

 

 

このままだと色がうるさい気がしたので、白黒まとめてみました。

最後に

今回はとっさの思いつきで撮影に出かけましたが、

思ったより楽しめました。

上記のように、月のことや、カメラの設定のこととか

もっと考慮できることがたくさんあるので、

次回は作戦を練ってから行こうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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